2016年7月13日水曜日

965.「火花」 又吉 直樹

152Pと、思っていたよりも、薄い本でした。

売れない芸人の世界や日常がよく分かります。

芸人の心情や実態が細かく濃密に描かれているのですが、著者の実体験に基づくものなので、今後、これ以上の情報を集めて同水準の小説を書けるのか、疑問です。

終盤の意外な展開で、こんな終わり方でよいのだろうかと思いました。

正直言って、私にはピンと来ない小説でした。