色々と物事を考え、自分の意見をはっきり言う小学生の女の子、菜ノ花。
一人っ子で、両親が共働きの彼女の一番の楽しみが読書です。この環境が彼女を同年代の子供より、少し賢くしています。
その一方、その賢さゆえに、無意識にクラスメイトを下に見てしまい、友達がいません。
そんな彼女が、高校生の南さん、20代のアバズレさん、一人暮らしのおばあちゃんと出会って、様々な体験をしていきます。
「幸せ」とは何かをひたすら問い続ける小説です。様々の年代の「幸せ」を思い、読者にも「幸せ」って何だろうと問いかけてきます。