2017年6月29日木曜日

1185.「今や世界5位 「移民受け入れ大国」日本の末路: 「移民政策のトリレンマ」が自由と安全を破壊する」 三橋貴明

日本のマスメディアの報道からは、にわかに信じられないタイトルです。

その原因は、まず「難民」と「移民」の混同にあります。

難民とは、対外戦争、民族紛争、人種差別、宗教的迫害、思想的弾圧、政治的迫害、経済的困窮、自然災害、飢餓、伝染病などの理由によって居住区域(自国)を離れた、あるいは強制的に追われた人をいいます。

移民とは、通常の居住地以外の国に移動し、少なくとも12ヶ月間当該国に居住する人をいいます。

平成28年度の日本の難民認定者数は28人で、人道上の配慮を理由に我が国での在留を認めた者が97人とあわせて、125人が在留を認められました。

これに対して、2014年度の日本の移民者は34万人であり、ドイツ(134万人)、米国(102万人)、英国(50万人)、韓国(41万人)に次ぐ、第5位です。移民国と思われているフランス、カナダ、オーストラリア、ニュージランドよりも多いのです。

今後、移民増加による様々な問題が浮き彫りになると思います。移民の制限と移民政策の再検討が必要だと思いました。