2018年6月7日木曜日

映画17.「レディ・バード」

カリフォルニア州のサクラメントというアメリカ人ですら知らない田舎町で育ったクリスティン。

彼女はこの街が嫌いで、アメリカ東部へ行きたくて仕方がありません。

今の自分が嫌いで都会への憧れから、レディ・バードと名乗り、周囲にもそう呼ばせようとしています。そんな彼女の高校3年生の1年間を描いた作品です。

田舎町の不況や、遠い国への戦争介入という、自分には直接関係ないけれども鬱屈とした時代背景の中、都会にはこことは違う何かがあると夢見ています。

そんな彼女と父親、母親との関係を通じ、自分が育った場所と受けた教育が育むアイデンティティについて考えさせられました。