1980年5月、キューバのカストロ議長はマリエル港の封鎖を解除し、アメリカに家族がいる者の出国を許しました。
アメリカへ入国したキューバ人は、約125,000人。しかし、そのうちの約25,000人が犯罪者でした。
アントニオ・モンタナもそんな犯罪者の一人。トニーはマフィアの使い走りからスタートし、持ち前の悪知恵、度胸、残忍さでまたたく間に組織内で勢力を伸ばしていきます。
ついには、ボスを殺し、愛人を奪ったトニーでしたが、その絶頂から我を見失い、転落していきます。
人間の愛憎を映し出す迫力の作品です。