赤字企業を黒字化させた著者ですが、その手法はオーソドックスに思えました。それを実現させるためにエキセントリックな行動を取っているため、「劇薬」なのでしょう。
仕事術といっていますが、誰もが真似して効果を出せるわけではありません。著者の考え方や体験と相まってできたことですから、その上っ面だけを真似しても効果は疑問です。
著者にしても、P&G、ヘンケル、マクドナルドといった大衆向け低価格商品の企業では成功しましたが、ワールドといった一部消費者向け高価格商品の企業では成功したとは言えません。
万能な手法などなく、自らトライ・アンド・エラーして成功するよりないだろうと思いました。