佐川幸義さんが武術の達人であり、その技が神技だったことは間違いないと思います。
それは長年に渡る絶え間ない鍛錬の賜物です。そのため、余人をもって代え難く、大東流合気柔術は誰にも継承できずに失伝してしまったようです。
武術の達人であったから健康体であったわけでもありません。逆に普通の人がやらない鍛錬で体を痛めていたようです。膝を痛めて正座できなかったり、腰を痛めて腰が曲がったり、心筋梗塞を起こしたりしています。
生活も決して楽ではなかったようで、今の時代、武術で生計を立てるのは、ショー化しないと難しいと思いました。