2021年8月11日水曜日

1478.「GHQ焚書図書開封4 「国体」論と現代」 西尾 幹二

第4巻のテーマは、「国体」。

「国体」とは、日本国のあり方。非常に難しいテーマです。

私なりの理解だと、「神々が日本という国を産み、その日本を産んだ神様を先祖とする天皇が統治する国のあり様」です。

神話から伝説、そして歴史が現在まで繋がる世界で唯一の国という、この国の有り様が「国体」だと思います。

日本人は神々の子孫であるので、神々に守られているため、神社に行ってお願いをする必要はなく、感謝だけすればよいという考えがよく分かりました。

また、戦前には「天皇制」という言葉はなく「皇室」だけでした。コミンテルンに「モナーキー(君主制」を撲滅せよ。」と命じられた日本共産党が「モナーキー」を「天皇制」と翻訳して密かに使っていたことを期限とするそうです。

ですから、日本は「天皇制」という制度を選択したわけではなく、元々「皇室」を戴く「君主制」の国体であったということでしょう。