2022年10月11日火曜日

1566.「流浪の月」 凪良 ゆう

事実と真実の意味は違うのかということを考えさせられました。

この小説では事実は、「9歳の女子小学生を19歳の男子大学生が誘拐し2ヶ月監禁した」というもの。

だが、真実は・・・

世間の好奇心、親切な思い込みが当人達にしかわからない真実を歪めて、苦しめていく。

その理不尽を感じさせる作品でした。