東洋大学 小澤浩明教授のお薦め本。
現代の高校卒業時の進路について、自分の頃より厳しいとは
何となくわかっていましたが、かなり理解が進みました。
自分の頃は、進学か就職しかルートはありませんでしが、
現代は、進学、就職、フリーター、ニートと分かれています。
進学は、僕らの時代では合格できなかった層が進学できる
ようになったものの、大学に馴染めず辞めていく。
就職は、非正規雇用が増えたためか、正社員は長時間労働と
パートからの突き上げで精神や身体を壊して辞めていく。
フリーターは、いじめや嫌がらせが多く、精神を病んで辞めていく。
本書では幸せになった例が殆どなく、救いがないため、
読み終わって気分が暗くなりました。
これが若者の進路の全ての姿ではないでしょうが、
こういった状況は何とかしなければならないと思いました。