2014年3月27日木曜日

295.「100分でわかる! シリーズ3中曽根政権から豊かな時代の崩壊」 田原総一朗

中曽根元総理は、当時、風見鶏や田中曽根内閣と呼ばれ、主体性がない政治家と扱われていました。

田中派の人材の多くを内閣に抱え、田中元総理の操り人形のようにみられていたからです。

しかし、その政権は5年も続きアジアからソ連の中距離ミサイルを撤去させるなど、様々な実績も挙げていたことを知りました。

戦後の日本を1989年前とそれ以後に大きく2分できるという分析は非常に納得のいくものでした。ただい、国際を国の借金と考えている点と、消費税を15%に引き上げるよう提言した点は賛同できませんでした。

「リクルート事件は検察の誤った正義感がおかした冤罪」という記載に頷くとともに、あの事件により失われた有望な政治家、江副さんという人材、リクルートの信用は、大きかったと思いました。