下巻は、ビジネスの話は殆どなく、ストラットン・オークモント引退後にドラッグに溺れた話です。つまらなくはありませんが、取り立てて面白いわけでもありませんでした。
しかし、巻末の訳者あと書きを読んでビックリしました。結構苦労して読んだ話の多くが作り話だったとは・・・。
そもそも、著者はウルフ・オブ・ウォールストリートなどとは呼ばれていなかったようです。また、彼の話は、一般人にまで知れ渡るようなものではなく、業界の間でのみ知られて詐欺師だったとのこと。
「金持ち父さん貧乏父さん」がゲームを得るための作り話で、2人の父さんは実在しなかったことを知った時以来のガッカリ度でした。