警備員の仕事と1億8000万円の資産は、全く関連がありません。
この本に載せられて不動産投資をしたら、かなり痛い目にあうと思います。
なぜなら、書かれている内容は、投資用不動産の営業マンのセールストークばかりで、それらも本人は検証していないからです。
著者が主張する秘訣は、よい不動産会社を見つけることと、管理会社に注文を付けること、そして家賃を相場より安くすることです。しかし、これらは、自分のコントロールできる範囲が狭いと思います。
本書によれは、月100万円近くの収入があり、ローン返済が70万円位なので、自由に使えるお金が沢山あるとのこと。
しかし、収入から、管理費や税金、税理士費用等を引くと、殆ど利益がないのではないでしょうか。好きな時に銀座で天ぷらを食べれると言いますが、せいぜい1~2万円なので、あまり不動産投資と関係ありません。
それよりも、今後、空室、家賃値下げ、管理費アップ、固定資産税アップ、修繕費用などの発生の可能性を考えると、これらのうちいくつかが起きただけで、破綻してしまうように思われます。
まだ、不動産を持って4年。今後も継続して利益を上げていけるか不明です。
それを成功者のように祭り上げて、出版してしまうことの功罪を心配します。