2014年5月23日金曜日

355.「赤い中国消滅 ~張子の虎の内幕」 陳 破空

中国第2次天安門事件の元リーダーの著書です。現在はアメリカに住んでいます。

1953年から58年までに人民日報は、
「琉球諸島は尖閣諸島を含む」
と記述し、1972年に周恩来は、
「私は尖閣諸島のことはわからないし、関心もない。」
と明言していました。

しかし、1967年に国連が尖閣諸島の地底に石油資源があることを公表してから、にわかに尖閣諸島の領有権を主張し始めました。

尖閣諸島が日本に国営化されたことで中国で反日デモが起こりますが、破壊行為の先頭を率いていたのは、皆「丸刈りの男たち」で、全く同じ服を来て、同じサイズの棍棒と同じ型のラッパを持っていました。

中国のネットユーザーたちが調べたところ、いずれも現地の公安幹部だったそうです。天安門事件後、デモが厳禁されているにもかかわらず、反日デモだけ起こるのは、実は政府が実施しているようです。

国家というより、共産党が国民を搾取する植民地のような現状です。法治国家でなく封建国家であり、三国時代から続く、一つの勢力が権力を掌握するという状況が続いているようです。

国民により選ばれた政党により国家が運営されるという形式ではないので、将来、次の勢力に権力が奪取されるかも・・・。