映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
小説では、ストラットン・オークモント社の狂乱、スイスでの資金洗浄、スティーブ・マデット社の経営、子供の病気、ドラッグ中毒などが描かれていますが、映画では、ストラットン・オークモント社の話に絞られています。
その代わりに、小説では書かれていない、最初に入社した証券会社の破綻からペニー株に出会って、ストラットンを創業し、発展していく姿が描かれています。
上演時間は3時間と長時間ですが、長いとは感じませんでした。
小説ではイメージが曖昧なシーンが映画でははっきりと見られる反面、ひどい腰痛から逃れるためにドラッグに溺れていく心情までは描かれないところが少し物足りませんでした。