2014年5月13日火曜日

345.「これから日本と世界経済に起こる7つの大激変」 渡邉哲也

著者によれば、租税回避によるレント・シーキング(社会資産のただ乗り)、輸出を中心に置くグローバリズムが衰退しつつあり、ナショナリズムやブロック経済化が進んでいくとの見通しです。

韓国は中国に接近し、中韓のブロック経済化が進む可能性がありますが、その場合には、2国とも共倒れになる可能性が高いです。

そうすると、環境問題、経済格差問題、不動産バブルを抱える中国は、国内の不満をそらすために周辺国へ進出していくことでしょう。

それに対して日本は、インド、ロシア、トルコ、東南アジアと連携を深め、中国の進出に対抗していくことは有効です。日本の内需に目を向け、これらの国々と友好的な経済圏を構築することが次世代の繁栄につながるように思いました。