2014年7月4日金曜日

397.「レトリックと詭弁 禁断の議論術講座」 香西 秀信

レトリックの様々なパターンを小説や評論を例に引いて解説しています。

そのため、やり口が具体的で非常に分かりやすいです。

その一方で、読んだ人が実際に使えるかというと、そう簡単ではないと感じました。

例示された小説等は作家が深慮、推敲してできたのもであり、日常で即答されたものではないからです。

色々な手口に触れ、そういったレトリックが使われた際に、気づきやすくなるという点で有効な本だと思いました。