さやかは、ある夜の帰宅途中で行倒れている男性、イツキを拾います。
イツキと暫くの間同居することになります。イツキは料理、洗濯といった家事に長けており、野に咲く花にやけに詳しいです。
しかし、イツキは、自分の事をあまり語らず、何か隠し事があるようですが、さやかはイツキに惹かれていってしまいます。
山菜といった変わったテーマをバックに、2人の関係が温かく描かれていきます。ほのぼのとしていて、出てくる料理も美味しそうですが、200ページ位まであまり刺激がありません。
後半から物語が動き出し、地味だけれど温かいエンディングを迎えます。