2014年7月30日水曜日

423.「国家のツジツマ 新たな日本への筋立て」 佐藤健志、 中野剛志

中野剛志氏の意見に関心があったのですが、本書後半では殆ど語らせてもらえず、佐藤健志氏の一方的な主張が続きます。佐藤氏は「対談」と言っていますが、中野氏の名は宣伝に使われたようです。

佐藤氏の論調は偏光しているように思え、同調できませんでした。歴史認識も誤解があるように思えました。

例えば、「婦女子が手当たり次第にレイプされるとかいう状態だったら、アメリカと心情的に一体化しようとしても無理です。」といっていますが、
「規律正しかったように思える米軍ですが、日本進駐後、最初の10日間、神奈川県だけで、1,300件の強姦事件を起こしています(すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」)。

保守=現状維持派、左翼=積極的改革派という説明は腑に落ちました。