「人はなぜ、バカボンのママを嫉妬しないのか?」
その答えに嫉妬を克服するヒントがあるとのことですが、ネタバレになるので、詳しくは、本書をご覧ください。
「クラスの男子が一人でも「あの子が可愛い」というと、クラス全員の男子が「可愛い」といい始めて、可愛いことになってしまう。」
その例として、新田恵利さんが挙げられていましたが、妙に納得してしまいました。
著者は、高校生の頃、狭い町で暮らしていたため、町中の人に著者の片思いとCランクの市立高校に通っていたことを知られていたそうです。俄には信じられない話ですが、その状況が著者を受験勉強に向かわせ、大学受験に成功します。
自分や友人の出来事から、嫉妬について深く考察しているため、借り物ではない、自身の言葉で語られる内容に説得力があります。
「女は「幸せ」に嫉妬し、男は「成功」に嫉妬する」とは至言です。
クスっとしながら、楽しく読めました。
これほど嫉妬している著者はかなり嫉妬心が強いと感じました。その根深い嫉妬心が著者の成功の原動力でしょうか。