本書を読むと、自分の働き方、生き方を省みるキッカケになります。また、就職活動を控えている学生にはとても参考になると思います。
「知的背景を持つ者には、すでに入学時点で表面的な学歴は同じでも、その内面の成熟において目に見えない大きな差があるということです。」
これは、早稲女の登場人物が大学で受けた授業で、教授が言った言葉ですが、僕にもこんなこと言ってくれる教授がいたらよかったのにと思いました。
君たちに明日はないのシリーズで一番記憶に残っているのは、
「借金取りの王子」ですが、本書にその登場人物が再登場しています。
消費者金融で働くイケメンの優男と、その元上司の気丈な女性とのお互いを思いやる切ない話でした。
その2人が4年を経て登場しています。
王子が意外な仕事に就いていて驚いたのですが、2人とも幸せそうで、読んでいてホッとしました。
本作が完結編なのですが、全編とも非常に優れた作品ばかりでオススメです。