2014年9月19日金曜日

474.「かわいそうな歴史の国の中国人」 宮脇 淳子

この本を読むと中国の文化がよく分かり、中国人がどう考えて行動するのかが理解できます。

しかし、日本人と全く行動様式が異なるため、読んでもじきに忘れてしまい、また、日本人に対するように接して、騙されてしまうのでしょう。

何度も、読み返したいと思いました。

中国の歴史観は独特だそうです。
すべて結果ありき。結果から過去を判断するのです。
「成功したから正しい。」
「失敗した奴には、天命がなかったのだから悪い。」

だから、今、中国大陸を統治している中華人民共和国の言うことはすべて正義。
戦争に負けて大陸から追い出された日本のしたことはすべて悪。
それが、中国人にとって正しい歴史認識だそうです。

それゆえ、中国人が「正しい歴史認識」という時は、
「日本人は戦争に負けたのだから、奴隷になって謝り続けろ。」
と、本心から思っているそうです。

そういう理解で見ると、中華人民共和国が「正しい歴史認識」と言って、日本に突っかかって来た時に、どういう意図なのかつかめるし、あまり本気で対応しないという態度も取れますね。