映画「アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~」
韓国映画ですが、原作は日本のマンガなんですね。
どおりで、面白いと思いました。
主人公のジニョクは、突然会社を辞め、ケーキ屋を開きます。しかし、大のケーキ嫌いで食べると吐いてしまいます。彼は、幼いころにある事件に巻き込まれましたが、その時の記憶が全くありません。
ジニョクは、パリで修行した天才パティシエのソヌを雇います。ソヌは腕は超一流なのですが、何故かこれまで一つの店に長く務めたことがありません。それは、彼が狙った男は全て落とす「魔性のゲイ」で、それが原因でトラブルを引き起こしてきたからです。
そして、実は、ジニョクとソヌは高校の同級生で、ソヌはジニョクに屈辱的にフラレていました。ソヌはその失恋が原因で「魔性のゲイ」になったのでした。
かなり無茶な設定ですが、最後まで話は破綻しません。途中、ミュージカル的要素も交えながら軽快なテンポで話が進みます。
そして、オーナーがケーキ嫌いに関わらずケーキ屋を開いた理由や、失われていた幼少期の記憶が甦り、ミステリー色を交えてエンディングに進みます。
最後まで、飽きずに楽しめる映画でした。