2014年10月3日金曜日

487.「グラスホッパー」伊坂 幸太郎

妻を殺された高校教師の鈴木は、復讐のため、犯人の寺西の父親の会社に潜り込みます。

ところが、寺西は鈴木の目の前で道路に飛び出し、交通事故で死亡してしまいます。

事故の背後には、「押し屋」と呼ばれる交通事故を装った殺し屋の存在が疑われます。鈴木は、事故現場から立ち去る男を尾行します。そして、その男、「槿」に接触します。

一方、自殺偽装の殺し屋「鯨」と、刺殺専門の殺し屋「蝉」もそれぞれの思惑から、「押し屋」を追いかけることになり、鈴木を中心に3人が交錯していきます。

本書は、2015年に映画公開されます。予想以上に読みやすく、どんどん読み進めることができました。