2014年10月24日金曜日

506.「大空では毎日、奇蹟が起きている。―JALのスタッフだけが知っている心温まるストーリー」 オープンブックス編集部

電車の中で読まないほうがいいです。泣き顔を他人に見られることになるかもしれません。

日本航空で働いているスタッフが体験した15の短いエピソード集です。とても短い話なのに、何故こんなに心動かされてしまうのでしょう。一遍の小説を読む以上に泣けてしまうのは、実話に基づく話が切実に身につまされるからでしょうか。

私は特に、震災で二人のお子さんを失った両親の話にとても感動しました。失った子供が飲みたがっていた「スカイタイム」は、お母さんにとってどんな味だったのでしょうか。

経営危機に陥ったのは、そこで働く人達の責任ではありませんが、つらい思いをしたこととと思います。そんな中でも、仕事に誇りを持って、乗客に尽くす姿勢が素晴らしいと思いました。