借金返済のため、日中、図書館で働いたあと、夜にパン工場でアルバイトをしています。
月に20万円を返済していますが、完済までにあと30年はかかります。
借金が原因で妻とは不仲になり、妻は、一人娘を連れて家を出て行きました。
そんなある日、彼が持っていた宝くじが当選し、彼は、3億円を手にします。
借金も返済できて家族も元に戻ると、嬉しいはずなのですが、彼は、その扱いに当惑していきます。そして、彼は、親友で起業家の九十九に、3億円について相談します。
お金とはなにか、お金と幸せの答えについて、問いをなげかけられます。
九十九、十和子、百瀬、千住、万佐子、それぞれのお金に対する考えが語られる中、いろいろと思考することができます。
正直なところ、読み終えても、自分の答えはでませんでした。本書と波長が合う人は、気付きがあるかもしれません。