2014年12月26日金曜日

549.「田母神戦争大学 心配しなくても中国と戦争にはなりませ」 田母神俊雄、 石井義哲

中国、ロシア、北朝鮮、韓国の軍事行動の本当の意図がよく分かりました。

また、アメリカの日本に対する政治交渉も大変分かりやすいです。上記4カ国と日本が仲が悪ければ、アメリカに対して連合を組んで向かってくることがないので、非常に都合がよいとの説明は、その通りだと思いました。

中国の防衛識別圏の設定が問題となりましたが、実は中国はこれをうまく使いこなせないので意味をなさず、気にする必要はないそうです。単に尖閣諸島に対して使ってみた位のことだそうです。

尖閣諸島や北方領土が中国やロシアにとって重要なのは、そこが潜水艦が太平洋に自由に出るための通路だからです。海底資源の問題はその次です。そうなると、これらの島々から手を引かせることは簡単ではありません。日本も自国の軍事力を強化して、これらの地域を防衛する必要があるのではないでしょうか。