しかし、彼のコンピュータに保管されたデータの解析により、徐々に「センター」の正体が明らかになります。
一方、南シナ海では、人民解放軍による挑発行為が続き、アメリカの戦闘機と交戦します。さらには、南シナ海を封鎖して、接近してきたインドの航空母艦へミサイルを打ち込みます。
中国の台湾占領が徐々に現実味を帯び、台湾を影で支援する米国との開戦が近づきています。
現実の世界でも、中国の不動産バブルは既に崩壊しており、2015年は経済破綻が明らかになる可能性が高いそうです。そうなった場合、他国を侵略し国内の不満をそらし、侵略国の経済を乗っ取って景気の辻褄を合わせるという本書のシナリオも、あながち、作り話でなくなるかもしれません。