ところが、スノーデンは日本ととても関係が深いのです。彼は、NSA勤務時にその請負企業「デルコンピュータ」(ほんとかよ)に派遣され、2009年から2011年まで日本のデル(=NSA)で上級サイバー工作員の訓練を受けていました。つまり、デルはNSAの一機関で、そのスパイ養成学校が日本にあったのです。驚愕しました。
米国は、国内どころか世界中の情報を管理しています。
その手法は、
1. 大手通信会社「ベライゾン」の国内加入者数千万人分の通信履歴の収集
2. アップストリーム:光ファイバーが米国に上陸するポイントでの情報収集
3. PRISM:フェイスブック、ヤフー、グーグル、アップル、ユーチューブ、スカイプのサーバアクセス
4. CNE:コンピュータへの「クワンタム」ウイルス感染
PRISMでは、フェイスブックのチャット、ヤフーメールの内容、グーグルの検索結果などを収集しています。
CNEでは、米国のPCメーカーが出荷するPCをランダムに押収して、「クワンタム」というウイルスに感染させ、再包装のうえ未開封として出荷します。このPCは既に世界に10万台以上あるそうです。
小説「米中開戦」で中国政府のセイバー攻撃が描かれ、「こんなことができるのか」と驚きましたが、米国政府はそれ以上のことを既に実行済みでした。
米国政府のメインターゲットに日本も含まれています。友好国と思っていては、足元をすくわれますね。これでは、TPPでも日本の情報は筒抜けであり、米国に有利に交渉が進められることでしょう。