弱小バスケットボールチームが強豪チームに勝った話では、常識と思われていることを逆手にとることで、強豪チームが全く、その作戦に対応できずに敗退してしまいます。
識字障害の人が、文章をすんなり読めないがゆえに、じっくりと読むことにより普通の人が見落とす部分に気づいたり、読むこと以外の能力を高めたりすることで、社会的に成功したりという実例が挙げられています。
秀才が超難関校に進学し低迷するより、1ランク落としてトップクラスにいる方が能力が伸ばせるのは、所属するクラスのなかで高い評価を得て、セルフイメージを高めるることが能力向上の秘訣だからだそうです。「超難関校への進学セルフイメージが良くなるのは、子どもの親だけ」という指摘はその通りだと思いました。
日頃から常識と考えていることをひっくり返すことで、弱者が強者に勝てることがあるのだということがとても良く分かり、勉強になりました。