たとえば、現在の人民共和国憲法の70%以上も和製英語です。そういった関係からスタートしていながら、江沢民政権後、中国は日本を批判し続けています。
著者によれば、日中問題の原因の殆どは、日本の超安定と中国の不安定に起因するとのことです。
日本は、天皇を中心として2675年続く「万世一系」の国であり、政治、経済、社会、文化が世界のどの国と較べても、超安定の状態にあります。
一方、中華人民共和国は、建国して66年の「易姓革命」の国であり、不安定な状態にあります。
その不安定さが超安定を妬ませ、安定化させるために日本を仮想敵国としているのでしょうか。