2015年8月28日金曜日

710.「そうか、だから日本は世界で尊敬されているのか!」 馬渕睦夫

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正直なところ、自画自賛なタイトルに抵抗はあります。しかし、本文を読むと、妄信的な内容ではなく、根拠を持って語られています。

ウクライナ駐日大使として、長年勤務してきた体験から、外国から見た日本の美点が語られています。

10年ごとの首相談話は今年で止めるべきとの主張は、その通りだと思いました。もう何度も謝罪してきましたし、サンフランシスコ講和条約、日韓基本条約、日中平和友好条約で賠償も終わっています。謝罪という行為は終わりにするが、謝罪の気持ちを持ち続けて、戦争を仕掛けない国を守っていけばよいと思いました。

日韓関係、日中関係も明確に解説されています。
日韓併合時、
人口は980万人から2500万人に
平均寿命は24歳から48歳に
学校は5校から4271校に
増加し、ハングル教育も始めた。
これらは、植民地では行わない政策であり、合邦ゆえに行われたそうです。

韓国の政権担当者がこれより優れた政策を行えないので、自分たちの正当性を示すために反日政策をとることで、韓国国民に訴える必要があったとの説明は理解できました。

また、支那事変が支那全域に広がったのは、西安事件でソ連とアメリカの意向で国共合作した、国民党と共産党により、第二次上海事変で泥沼の戦闘に巻き込まれたという見解も理解できました。