2015年10月2日金曜日

732.「さよなら、シリアルキラー」 バリー・ライガ

ジャズは、お婆さんと2人暮らす高校3年生。ジャズが住む町で指が3本切り取られた女性の死体が発見されます。

ジャズは、保安官に連続殺人だと訴えますが相手にされません。そこでジャズは自ら犯人を探し始めます。

ジャズの父親はリリアルキラー(連続殺人犯)で現在は逮捕され収監されています。ジャズは、この父から物後頃着いたころより、殺人の英才教育を受けて育ちました。

ジャズは父の血を引いて、自分にも連続殺人犯の素養があるのではないかと苦悩しています。その反動から連続殺人を捕まえることに執着していきます。

そして、死んだ母親は父に殺されたものと思っており、さらにはそのとどめを刺したのは自分ではないかと疑っているのです。

殺人者の子供として生まれ育った苦悩や、親友と恋人との心の交流が描かれ、殺人事件を追いかけるミステリーに彩りを加えています。