同じクラブの飛沫、知季とオリンピック代表を争っていた要一ですが、日本水泳連盟の方針変更により、代表選考会を前にして代表と内定します。
要一は内定に喜んだものの、感情と体調にバランスを崩してしまいます。日水連のメダル確保に向けた政治的駆け引きがあり、要一は寺島にメダルを取らせるための、メダル獲得が期待されない当て馬でした。
要一はこれまでに経験したことがなかった深いスランプに陥ってしまいます。一方、代表の道が閉ざされた飛沫と知季は、一途に自分の技を磨着続け、要一は刺激を受けます。スランプ克服のために要一が採った行動とは・・・
要一が選んだ道は、ひどく馬鹿げたものに見えますが、そこまでの経緯を見るとそうせざるを得なかったように思えます。
さて、次巻(4巻)が最終巻となりますが、どういった結末になるのか、とても楽しみです。