2015年12月24日木曜日

801.「ぼくは愛を証明しようと思う。」 藤沢 数希

弁理士が主人公の小説です。しかし、知財がメインテーマではありません。
メインテーマは、「ナンパ」です。

27歳の渡辺君は、それまで2人の女性と付き合ってきました。しかし、付き合っていた彼女に二股をかけられ振られてしまいます。渡辺君は、失意のどん底に落ち込みます。

そんなとき、仕事で知り合った永沢さんから、「恋愛工学」というノウハウを教わり、厳しくも楽しい「ナンパ」の修行に入っていくのでした。

弁理士の仕事内容については、「アレっ?」と思うことが多いですがご愛嬌です。声をかけた女の子達の殆どが弁理士という職業を知らず、毎回仕事内容を説明するのが、全く身につまされて、笑ってしまいます。

女性の心理の動きや、行動を誘導するところなど興味深く、仕事にも応用できるかなと思いました。