2016年1月14日木曜日

822.「五代友厚――蒼海を越えた異端児」 髙橋直樹

NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚がよく登場するので、興味を持ち読んでみました。

小説としてはテンポが速く、深掘りも少ないため、問題が次々と解決してしまい、あまりハラハラしません。小説と新書の中間のような作品です。

本書では、英語があまりうまくないように描かれていますが、話せる人物を使い、外国人におくせずグラバーなどの懐に飛び込んで行きます。情報収集と人脈で成功を築いたようです。

あさのモデルとなった広岡浅子は、一度しか描かれていません。

明治維新から、新政府が安定するまでの様子を感じることができます。