2016年1月26日火曜日

834.「中国壊死-百年変わらない腐敗の末路」 宮崎 正弘、 宮脇 淳子

チベット、ウイグル、モンゴルは独立国でありながら、中国に占領されています。

チベットは高地にあり、そこで生活することもチベット人以外には困難なため、中国経済が悪化した場合には、利益目的であった漢人が撤退し、独立できる可能性があるようです。

ウイグルは、かつての東トルキスタンであり、西トルキスタンであった現在のウズベキスタンと人種、言語、文化が共通しています。トルキスタンとは「トルコ人の土地」という意味だそうです。トルコ国境には、ISのウイグル人部隊があり、これがウイグルでテロを起こす可能性があります。

内モンゴルは、漢人が8割に達しており、中国に吸収されてしまいました。独立は難しそうです。

中国経済が破綻した場合に日本経済も大きな影響を受けるとの主張もありますが、どうやら影響は限定的なようです。日本の対中国輸出依存度18.1%で21位だからです。