ゼロ秒思考の続編です。
ゼロ秒思考は、簡単に言うと、「A4の紙を横置きにして、タイトルと日付を書き、思いついたことを、尽きるまで書くこと。」です。
これをやることで、頭のなかに浮かんでは消え、ループした考えが言語化され、すっきりします。手軽でお金がかからず、気持ちがスッキリする効果があります。
ではなぜ、続編が出たのかといえば、継続する人が多くなかったからではないでしょうか。その理由は、書き出すだけでは、気持ちがスッキリするが、問題が解決しないこともあるからと想像されます。
本書は、この基本のゼロ秒思考に2つのトレーニングを組み合わせることで、問題解決を図り、継続を促そうとしたものと思われます。
2つのトレーニングは、「オプション」と「フレームワーク」。
「オプション」は、問題解決のための複数の選択肢を作り、設定された基準で数値化し、感覚でなく数値で選択肢を選択する方法です。
「フレームワーク」は、縦軸と横軸を設定し、問題がどこの象限に位置するのかを視覚化することで、問題の本質を把握する方法です。
どちらも、目新しいものではなく以前からある方法です。ただ、ゼロ秒思考と2つのトレーニングを組み合わせることで、新しい手法が生まれたと思います。
非常に、効果的で実用的な方法であり、実行するのに費用がかからないので、継続していきたいと思います。