2016年4月28日木曜日

915.「女ともだち」 真梨 幸子

東電OL殺人事件をモチーフに書かれたようです。あの事件の不可解さも反映されています。

読み終えるとすごい伏線が貼られているのですが、その伏線が巧妙すぎて、覚えていませんでした。

最後に因縁を明かされても思い出すことができず、ページを遡っていって、やっと気付きました。

読み返したら、もっと気づく点が多いとは思いますが、ミステリーはすぐに読み返すものでもないと思うので、またの機会に。

小説全体の構成が素晴らしいと思います。
新興住宅地ならではの嫉妬心や、開発前の土地の因縁などがうまく描かれています。