映画化されたコミックス『orange』の小説版の最終巻です。
10年後から届いた手紙にかかれていた、翔(かける)が自殺した2月15日が近づいてきます。
菜穂は、翔の運命を変えることが出来るのか?
翔がいなくなった世界で、菜穂と一緒になるはずだった須和。須和が選んだ行動は?
恋愛と友情の狭間で、親への愛情や自分の人生に向き合っていく姿が心を動かします。
本編の他に、別の設定の話と、10年後の話も掲載されており、色々と思うことが多いです。
原作が少女漫画で、かつ、ジュニア文庫ということもあり、侮っていましたが、なかなか良い作品です。