2016年6月8日水曜日

940.「日本の命運」 濱口 和久 扶桑社

歴史の読み物としては面白いです。

歴史上の40の危機的状況に対し、どういう対応がなされたのかがわかりました。

歴史から、起こり得る危機に対するシミュレーションを考えることが大切と感じました。

ただし、本書の事例から読者が自己の危機管理にまで想定を広げることは難しいと思いました。

敵である英国軍人を救助した工藤俊作艦長の話を全く知らず、感動しました。

また、栗林忠道中将の硫黄島での戦いには驚嘆するばかりです。

数々の素晴らしい日本人がいることを誇りに思いました。