2016年10月3日月曜日

1020.「アンマーとぼくら」 有川 浩

何だかホロリと来る物語です。

いつまでも子供の心を持つ父と母を亡くしたばかりの息子。
そこに元夫から心の奥底まで傷つけられた女性が再婚相手として突然現れます。

血は繋がらないが、偽りなく父と自分を愛してくれた義理の母。その思いを特別な3日間で深く知ることで自分はとても幸せだったと迷いなく信じられたのでしょう。

沖縄の美しい風景と独特の文化が物語に彩りを添えます。

物語を読んで、本の表紙を広げてみると、何とも言えず心が温かくなります。