2017年1月11日水曜日

1076.「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」 藤田 孝典

「若者は悪くない、悪いのは社会構造とそれを創った大人だ。」といった主張に感じました。
若者自身にやれることはないのでしょうか。

挙げられた例で社会構造に一般化できるのかも非常に疑問です。

被害者の若者、加害者の大人という単純な対立構造が原因なのでしょうか。若者と大人の境目は何歳なのでしょうか。

「富を再配分し、若者への公費負担を増やし、労働組合を活発化させ、企業の社会福祉を手厚くしろ」というのは、共産主義の主張のように聞こえます。

今の社会を共産主義化するより、公共投資を増やしてデフレを解消して完全雇用に近づけ、所得を上げることで、ブラック企業が淘汰され、学生(若者)の学習環境や就職環境が改善されるのではないでしょうか。