2017年1月10日火曜日

1075.「弘兼流 60歳からの手ぶら人生」 弘兼憲史

著者の考え方の前提には、リンダ グラットンの「ライフシフト」で描かれた、これまでの人間の生き方である、「学習、就業、引退」という3ステージがあります。

つまり、60歳以降の引退ステージでは、物、消費、住居、人間関係を減らしていこうという考え方です。

ただ、「ライフシフト」で描かれたように、人間の寿命が伸びて100歳時代になると、寂しい人生になってしまいそうです。

物、消費、住居、人間関係を減らすのは悪くないと思います。しかし、仕事はそこそこ、妻との時間を増やし、料理、ゴルフ、英会話を趣味とするというのは、ちょっと寂れた余生に感じました。

起業はあまりすすめていないようですが、100歳時代では60歳以上の起業があってもいいと思いました。