現在、世界で問題となっている事件の原因を歴史から明らかにしています。歴史から紐解く理由は分かりやすいです。
ただ、「本当にそうなの?」と思う理由も多いです。
世界史の読み物としては面白いのですが、鵜呑みにはできません。
例えば、
「資源確保のために、満州国を建国した。」
「日露戦争でユダヤ人のシフが国債を買ってくれたから第二次大戦でユダヤ人を保護しない。」
「ゴールドマン・サックスを儲けさせているから、中国の軍備増強も人権弾圧も非難しない。」
などです。
あくまで著者の私見であり、自ら情報収集して組み立てた論理ではありません。
また、「安倍政権がTPPへの交渉参加を表明した」とありますが、TPP参加を表明したのは、菅政権です。
ちょっと信憑性に欠ける内容と感じました。