2017年5月29日月曜日

1162.「ぼくらの仮説が世界をつくる」 佐渡島 庸平

本書を出版した当時、起業3年目の著者が書いたビジネスモデルを語る本です。

著者は「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」などのヒットマンガの編集者として出版社に勤務した後に独立しました。

ビジネスは「仮説⇒検証」という流れが大事だけれども、多くの人は、「情報⇒仮説」となってしまうため、発想が凡庸になってしまうようです。

金融業の利益率が高いのは、お金が商品というビジネスモデルだからという指摘にはハッとさせられました。間接費が少なくて済むから利益が大きくなる反面、失敗するとお金自体を失うビジネスモデルは、傍から見るほど楽なビジネスではないようです。