2017年7月20日木曜日

1198.「自分を動かし続ける力~元ヤンだった僕がカリフォルニア大学バークレー校で身につけた「最大限に成長する」習慣」 鈴木 琢也

元ヤンがカリフォルニア大学バークレー校を卒業したということはすごいことです。
ただ、学部が明かされていないことと、よく考えると日本の大学に入る学力は結局身につかなかったということではあります。

内容をまとめると、日本の人材派遣会社(IT企業と呼んでいますが・・・)で実績を残せず退職し、米国の市民大学へ留学し、米国の有名大学を卒業するまでの体験談なので、ビジネス活かすという話はありません。

その方法は、アメリカのコミュカレッジへ2年間通い、そこから大学へ転入するという方法です。恐らく1,000万円はかかっていると思われますので、裕福な家庭でなければ真似できません。

MBAを好成績で卒業していれば外資系企業にスカウトされているはずなのでそうではなかったと思われます。日本に帰国し就職活動してグロービスに入ったということですから、カリフォルニア大学バークレー校卒業の経歴が就職活動において高い効果があったのか疑問です。

この本の中で、すごいと思ったのは実は著者の父親の話です。安定した企業を辞め外資系生命保険会社に転職し、子供がグレて自分の業績も上がらない中、MBAなどに逃げず、様々な試行錯誤を得て、営業成績を上げてハワイで表彰されるまで業績を上げました。父親の話の方が感動的でビジネスに役立つと思いました。