2017年8月23日水曜日

1306.「朝鮮大学校研究」 産経新聞取材班

武蔵野の静かな土地に北朝鮮の戦士を養成する高等教育機関があることを初めて知りました。

全寮制のこの大学の12の学部のうち、政経学部は朝鮮総連の幹部養成コースで、理工学部は核開発の研究者養成コースであることが疑われています。

朝鮮学校⇒朝鮮大学⇒朝鮮総連コミュニティー内での就職⇒朝鮮学校への生徒斡旋という「自己完結型」「再生産」のシステムが出来上がっています。

1972年には、北朝鮮本国の指示により、現役朝大生200人が金日成の還暦祝いの貢物として北朝鮮へ送られ、日本には帰ってきませんでした。

しかし、朝鮮学校から日本の大学への進学の道が開かれ、在日コリアンの日本企業への就職も増加し、在日コリアン3世・4世の気質が変化するにつれ、朝鮮大学の学生もピークの1500人から1220人の定員の半数を割る600人へと激減しました。

在日コリアン約50万人のうち、朝鮮籍者は約3万4000人しかいなくなりました。小池都知事の朝鮮大学の認可見直しの可能性もあり、北朝鮮戦士の養成機関が消滅する日も遠くないと思いました。