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2017年9月6日水曜日

1315.「闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉」浅田 次郎

まだ、武家社会の残滓が残る大正時代。社会は混乱から抜け出し始めていたが、依然として激しい貧富の差がありました。

松蔵の父はバクチで身を持ち崩し、松蔵の姉を女郎部屋へ売り飛ばし、松蔵を盗賊へ預けます。松蔵が預けられたのは、義賊と名高い「細目の安吉」。

盗人一家で育ちながらも、筋目が通った粋な義兄弟達に生き方を教えられ松蔵は逞しく成長していきます。

ある日、町で知り合った吉原の女郎部屋の息子を伝に、生き別れになった姉の行方を探すのですが・・・。

貧しさに抗いながら、社会の理不尽さに立ち向かっていく姿に胸が打たれます。