2017年9月22日金曜日

1320.「今度こそ読み通せる名著 スマイルズの「自助論」」 S.スマイルズ、 夏川 賀央

歴史の教科書に出てきた「西国立志編」が本書と同じ"Self-Help"の翻訳本です。

子供の頃に読んだ渡部昇一訳の「自助論」は、本書より薄かったように記憶していますが、原書はかなり厚いらしく、本書も原書から抜粋しているようです。

豊かでない家庭で育った人たちが自らの努力によって自らを助け、偉大な業績を残していく。今から100年以上まえの欧州での話ですが、現代でも十分に参考になります。「自助」の効果は自然の理なのでしょう。

お金のテーマについては、貯めることに重きが置かれています。
しかし、全編を通じ偉大な仕事を成した人は、稼いだ僅かなお金を惜しみなく自分の研究に投じています。

お金を貯めることはもちろん重要ですが、その貯めたお金を自分の能力に投資することもゴールデンルールであるように思いました。